あなたは自分自身の能力についてのどれくらいの評価をしていますか?
例えば仕事に関して、周りについていけてなくて毎日精いっぱいの状況でしょうか?
それとも、周りにも迷惑かけてないし、まぁまぁ『デキる』方でしょうか?
でもちょっと待ってください、もしかしたら自分で『デキる』と思ってる人の方が周りから『無能』と思われているかもしれません。
恐らく、この記事に興味をもって頂いた方は自分に対しての評価が低い方が多いと思います。
大丈夫です、自分が『デキない』と思ってしまっている人の方が今後大きく成長し、成功を掴む可能性を秘めています。
今日は成長する為に『自分の現状を知る』ということについて書きたいと思います。
自分がヤバい状況にいることを認識する
自分のことが『デキる』と思った方がヤバいかもしれないと申し上げたのは何故かと言いますと、もしかしたら評価の軸が『凄い低い』か『正しく測れていない』可能性があるからです。
もしかしたら本当に超『デキる』方なのかもしれません、その場合は失礼しました、本当にごめんなさい、ブラウザの『×』ボタンを押してそっと閉じてください。
評価の軸が低かったり、ちゃんと測れていないと、本当はめちゃめちゃヤバいのに気付けていないという事態が起きます。
そういう人は大体がプライドも高くアドバイスも聞いてもらえないので、周りから見ると『痛い人』つまり『無能』と評価されてしまいます。
いや、評価や目標というのは人それぞれですから、『自分はこのくらいで満足』という方は気にしなくても大丈夫です。
ですが、社会で生きていく以上は『周りからの評価』つまり信用が大事ですから、他の人から見た適正な評価というものを知る必要があります。
何も知らずに『自分は最高峰にいる』と思っていることが危険なのです。
私は昔、歌の先生をしていたことがあるのですが、生徒さんで『自分で歌が上手いと思っているけどすごい音痴』という方が一番厄介でした。
まずは『自分は音痴である』『こういうのが正しい』というのを認識できなければ改善の余地がありません、間違えた方向に突き進み、どんどん下手になります。
皮肉なことにそういう思い込みの強い方に限って、『音楽で生きていく』というとてつもない熱量を持っているので歌を仕事にしたいと思い、他の仕事もせず音楽に時間を費やし一生懸命に下手になっていきます。
この流れで行くと彼に待っているのは音楽で生きていくことに対しての『死』しかありません。
自身のヤバい状況がわかるようになれば、自身で判断して日々改善していくことが出来るようになります。
あなたは本当に自分の評価が正しくできているでしょうか。
プライドを捨ててバカになれ
ではどうすれば、正しい評価ができるようになるのでしょうか。
それはとにかく客観的な意見を取り入れることです、プライドがあると外部の情報を遮断し、聞く耳を持たなくなります。
その状態ではいつまで経っても成長の可能性は見込めません。
気づきを得て自分の目標を認識するためには、
- 多くの情報に触れること
- 疑問を持って自身で考えること
- 客観的な意見をとりいれること
が必要です。
多くの情報に触れること
膨大で様々な種類の意見や情報に触れることによって人間のセンスは磨かれます。
センスを磨くことで『本物』が何なのかが認識できるようになるのです。
疑問を持って自身で考えること
多くの情報に触れたら、それを自分事として咀嚼しなければなりません。
多様な情報に触れると矛盾が起きると思います、その中で自分なりの考えを持ち、自分なりの答えを導き出すのです。
客観的な意見をとりいれること
自分なりの解釈ができたら、それをとにかく発信しましょう。
発信というのは、家族や友達に話してみても良いですし、TwitterなどのSNSで呟いてみるのも良いです。
お勧めなのは、なるべく共感を得れるセグメントに向けて発信するのが良いと思います。
カレーに興味のない人にカレーの話をしても『そうなんだ』としか捉えられないでしょう。
『旨いラーメン屋』の情報ををラーメン好きの友達にお勧めすれば、『あそこは旨いよね!』と共感を得れるかもしれません。もしかしたら『でもこっちも旨いんだよ!』とさらに旨いラーメンを知ることができるかもしれません。
こうすることで更に多様な情報に触れることが出来るのです。
良くバカのほうが稼げるという話を聞きますが、なんにでも挑戦し、人の意見を素直に聞き入れることでその間違いに気づきやすくなるからでしょう。
まずはバカになり、人の話を聞き、自分の状況を把握し、改善をしていく必要性を感じましょう。
圧倒的な劣等感に屈しないで努力し続ける
自分の状況に気づき、日々改善を繰り返すようになると、『圧倒的な劣等感』に襲われることがあります。
私も歌手を目指していた当時、『歌を練習すればするほど下手になっていく』感覚を味わいました。
でも安心してください、これは本当に下手になっているのではなく、正しいものが自分で判断できるようになった、つまり『本物』がわかるようになってきたという証拠なのです。
あなたにも過去の自分の作品や仕事、日記を見て恥ずかしくなるという経験があると思います。
その当時は全力で仕上げて最高傑作と思っていたとしてもです、つまりそれだけあなたは成長したのです。
なので大丈夫です、あなたは確実に進歩しているので、諦めずに努力を続けていきましょう。
『デキない』あなたは『有能』です
結論として、自分のことを『デキない』と思い、この記事にたどり着いたあなたは、自分を正しく評価できている『有能』な人です。
これからさらに多様な情報にふれ、自分の考えを発信をし、客観的なフィードバックを得て検証を繰り返し成長し続けてください。
余談ですが、途中の挿絵で矢印がギザギザになっているのは検証を繰り返し成長していくということを表しています。
どんなに寄り道をしても目標さえ見失わなければ必ずゴールに辿り着けます、本記事を読んでくれたあなたがこれからも諦めずに一歩前へ一歩前へとアクションをとって頂ければ幸いです。