仕事では意見を述べるというのが大事です。 『任されたことを徹底的にこなす』という職人みたいなやりがいもありますが、その中でもやはり意見を持たなければ物事を進められないです。 雑談ならいいですが、仕事で『人それぞれだから..』はなんの解決にもならないし仕事をしていないのと同じでしょう。 特にプロダクトを作り上げている様な現場では、メンバーそれぞれの『こうおもう』『こうしたい』という意見がプロダクトを前に推し進めてくれます。 意見が言える様になれば、間違いに気づくことができるかもしれないし、周囲から情報が集まってさらに答えに近づく可能性もあります。
せっかくの意見は伝わらなければ意味がない
仕事では自分の意見を相手に説明をして納得してもらったり、相手の意見をもらったりしながら合意をとっていくなんてことがよくあります。 せっかくの大事な意見をもっていても理解を得られなければ前に進まないわけです。 なのでコミュニケーションを円滑にすることが大事です。 コミュニケーションを円滑にとれると、コスパがいいです。 単純に時短できるといこともありますが、自分の意見が通せる様になったりして面倒なことにならないからです。 そこで意見を通すポイントは『論理的に伝える』ということです。 論理的というのは自分の意見を数々の根拠が支えている状態をいいます。

この状態を示せれば、相手に意見が伝わりやすくなります。 意見をどんどん発信するのは非常に良いことですが、仕事では意見を理解してもらうことが大事でなので、思ったことをそのまま発言するとちょっともったいない時があります。(雑談やブレストでは良いと思う) 例えば、『私は〇〇したい』という発言にたいして『〇〇ってことですか?』みたいな会話があったらコミュニケーションが取れている様に思いますが、論理的じゃないから意見が伝わっていないだけです。 『私は〇〇がしたい、なぜなら〇〇だから』と伝えれば、意見を根拠が下支えしているのでOK(スタンプ)だけで返事ができるので円滑です。 根拠がない発信に『良い』が返ってくる場合は『(どうでも)良い』場合か、背景が共有できている場合(ハイコンテクスト)です。
ピラミッド・ストラクチャーを使って考える

では、どうすれば意見が論理的になるかというと、ピラミッド・ストラクチャーという型に嵌めてみると考えが纏まります。 『Aである』という意見に対してそれを支える根拠をいくつか並べてみるというのを一旦頭の中やメモで書き出せば、自分の頭の中もお整理できるのでおすすめです。 たとえば、先日運営しているプロダクトのユーザーから『多分オレンジかグリーンだと思うのですがボタンがわかりづらいです。』と問い合わせをもらいました。 これに関して 『お客さんからボタンがわかりづらいと問い合わせがありました。 ここのボタンはピクトブラムを使おうと思います、いいですか?』 みたいに言われると明らかに良い場合以外は、『ちょっとまって』となります。 そこを以下の様に分解して このボタンをピクトグラムにする ・色弱の方からボタンの見分けがつかないといわれた ・ピクトグラムであれば色よりも意味がわかりやすい ・日本人男性で20人に1人、白人だと10人に1人 こう意見を述べます。 『色弱のお客さんからボタンがわかりづらいと問い合わせがありました。 ここのボタンはピクトブラムを使おうと思います。 理由としては以下です、 ・色で分けると色弱の人が見分けがつかない ・ピクトグラムであれば色よりも意味がわかりやすい ・日本人男性で20人に1人、白人だと10人に1人 いいですか?』 と最初からいってくれれば『よさそう』となりますよね。
意見がとおれば仕事が楽しくなる
こんな感じで、実は頭の中では思考できていることも一旦整理して発言をすると仕事が円滑になります。 円滑にいくということは主張がとおるということ。 主張がとおるということは自分の思い通りになるので仕事が楽しくなります。